倉庫・工場などに特化した高品質・低コスト・短工期で
無柱空間の「システム建築」

スイコウシステム建築

コラム

Column

現在の倉庫建築費はどうなっているか?

現在、「ウッドショック」に続き、H形鋼、厚鋼板といった代表的な鋼材が軒並み値上がりしている「アイアンショック」が発生しています。

原因としましては「ウッドショック」と同じく、米国や中国の需要拡大に供給が追い付いておらず、日本にしわ寄せがきたことが考えられます。そのため、今後一気に鋼材が1割~2割近く値上がりはじめることが予想されます。

そこで、今後の影響を鑑みた形で倉庫建築費をみてきたいと思います。

 

 

1.構造別倉庫建築費

まずは、全国における倉庫建築費の平均坪単価を構造別でみてみましょう。

 

 

最も高い水準なのは、鉄骨鉄筋コンクリート造が45.9(万円/坪)。

次いで鉄筋コンクリート造が45.0(万円/坪)。鉄骨造が43.1(万円/坪)と続きます。

最も低い水準は、木造の場合の36.2(万円/坪)となりました。(下図参考)

(参考:国土交通省 建築着工統計調査 に基づいて作成

また、倉庫建築の約7割が鉄骨造と言われています。

 

 

実際にここ10年での鉄骨造倉庫建築の坪単価を見てみましょう。(下図参考)

(参考:国土交通省 建築着工統計調査 に基づいて作成

 

図でもわかる通り、アイアンショックの影響もあり、年々坪単価は増加していることが、わかると思います。

冒頭でも説明しましたが鋼材の値上がりにより今後はさらに増加していくことが予想されます。

 

 

2.倉庫建築費の注意点

東京都での倉庫建築においては、大体が敷地500㎡(150坪)以下であることに加え、防火地域・準防火地域が多いのが特徴です。その為、東京都での倉庫建築コストが全国平均より坪7万~10万ほど高い傾向にあります。

さらに地盤が軟弱のところだと杭工事が必要になり、金額も大きく変わってくる可能性がありますので、注意が必要です。

杭に関しては、以前取り上げましたので、参考にしてください。

コラム/杭と地盤 https://suikou-souko.com/column/266.html

 

また、倉庫の床強度についても注意が必要です。

建物の用途によって異なりますが、一般的に床を設計する場合、

住宅などは180kg/㎡、

事務所・店舗など:290kg/㎡、

自動車車庫・通路など:540kg/㎡、

倉庫などはその保管するものの重量に合わせて設定しますが基本390Kg/㎡になります。

 

 

3.システム建築という選択

このHPでもすでに記載しておりますが、改めて説明しますと、

システム建築とは建物を構成する部材を『標準化』することにより、『建築生産トータル』を『システム化』し、『商品化』した建築です。

工場である程度システム化することで、一番効率のいい商品になっており、在来工法と比べ強度を保ちながら鉄骨の30%~50%の軽量化を実現しています。すなわち、鉄鋼の数量が少なくて済むということなのです。

また、システム建築では小規模だとあまり、スケールメリットが出せずにいたのですが、ここにきて200㎡からでもコストパフォーマンスができるようになってきました。

昨今、大幅に鋼材が値上がりしていることを考えるとシステム建築という選択肢もありかと思います。

 

 

[イエスビルダーズネット システム建築 参考価格 https://www.builder-net.jp/price]

上記の横河システム建築のホームページリンクから、「地域」「幅」「長さ」「高さ」を入力するだけで概算を知ることが可能です。

システム建築をお考えの方もそうではない方も、一度、倉庫建築費の参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

 

4.さいごに

倉庫の建築費は工法によっても様々で、それぞれメリット・デメリットがあります。

また、平屋が多く、形もあまり複雑なものがないことから「坪○○万円」と出しやすくなっています。

 

しかし、実際に工事となるとその土地の地盤状況であったり、

10トン車が入るかなどの敷地状況であったり、

その土地の条例など、さまざまな規制が出てくる可能性があるので、計画させる場合は事前に調査の上、依頼されることをおすすめします。

倉庫・工場などに特化した無柱空間の「システム建築」
株式会社スイコウ

〒132-0024
東京都江戸川区一之江 7-65-28

0120-66-0064

Contact

お問い合わせ

PAGE TOP